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元軍人に騙された韓国軍 偽物オイル納品であわや大参事 後を絶たない“悪のコラボ”

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元軍人に騙された韓国軍 偽物オイル納品であわや大参事 後を絶たない“悪のコラボ”

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 捜査当局は、この代表が2008年から軍の入札に参加、納品していたとして余罪を追及しているが、こうした「軍にまつわる不正」は一向になくならない。

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 かつては大統領府の青瓦台を守る対空機関砲の砲身に韓国産の偽物が使われていたことが明らかに。また軍艦に搭載するソナー(音波探知機)の代わりに安価な魚群探知機を装備して大問題ともなった。

 韓国では、北朝鮮の脅威に対抗するため軍の予算確保が重視されるが、この軍事費のうまみにあずかろうとする業者と元軍人の“悪のコラボ”が後を絶たないのだ。

 軍人からブローカーへ

 韓国テレビ局のJTBCはその一端を昨年9月に紹介した。韓国で従業員約10人の中小企業が腹腔鏡手術器具を開発した。軍の病院に売り込もうとしたが、人脈がないためうまくいかない。そこでこの企業は、とある軍のOBを会長として迎え入れ、給料300万ウォン(約30万円)に加えて接待用の法人カードまで与え、「ブローカーとしての役割を任せた」という。国を守る軍事費に手を着けて懐を潤す軍OBたちの前では、北朝鮮の軍事力の脅威も「どこ吹く風」のようだ。

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