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【飛び立つミャンマー】高橋昭雄東大教授の農村見聞録(50)

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【飛び立つミャンマー】高橋昭雄東大教授の農村見聞録(50)

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 ラッカセイとともに雨期の後半にはリョクトウも広く作付けされている。1994年の1ティンあたり庭先価格は700チャットだったが、2017年には約34倍の2万4000チャットになった。キマメもゴマやラッカセイの間作として10年ほど前から作付けされるようになった。しかし、これらマメ類の主要輸出先であるインドが輸入量を管理しているために価格変動が激しく、村の農民はその作付面積を減らしている。

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 以上のように、村の農作物の価格上昇率は、どれもコメより高い。1990年代に始まった農産物価格の自由化は、水田地帯よりも乾燥地帯の農民に有利に働いているように見える。ドライゾーンの村人たちは、コメの相対価格を基準に自らの所得や消費を評価するので、生活に余裕が出てきたと考えるようになっている。

 ◆多額の借り入れ

 だが、これだけで電気や水道設備のために大金を支払うことはできない。電化の時にはマグエー町にある金融業者から1世帯あたり15万チャットを借りた。水道敷設の時もほとんどの家が同様の借金をした。このような借り入れができるようになったのは、2011年に小規模金融法が制定されたからである。それまでの闇金融は月利10%もの高利で、しかも多額の借り入れはできなかったが、13年の同法施行以降、多くの小規模金融機関が林立し、利子も月3%程度に下がった。また、12年制定の新農地法により、これらの金融機関に土地を抵当に入れることが可能となり、借入金の限度額も増加した。

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