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石炭火力政策で溝、事業者計画に影 「脱却」図る環境省、新設急ぐ経産省

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石炭火力政策で溝、事業者計画に影 「脱却」図る環境省、新設急ぐ経産省

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 というのも、石炭火力の新設を急ぎたいのが経産省の本音だ。高効率の石炭火力発電は、今後、電力需要が増える新興国への輸出の柱として、経済界からの期待が高まっているからだ。

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 経団連の榊原定征会長らは16日、中川環境相と東京都内で会談し、高効率の石炭火力の輸出拡大に理解を求めた。一方、環境相は、「世界の潮流は脱石炭火力だ」とパリ協定の目標達成を最優先する考えを示し、議論はすれ違いをみせた。

 国内でも40件以上の石炭火力発電所の建設計画が進む。

 神戸製鋼所は神戸市灘区の神戸製鉄所内に出力65万キロワットの石炭火力発電所2基を新設する。中国の鉄鋼の過剰生産などで国際競争が激化する中、事業構造を見直し、収益多角化を図るなかで発電事業にも注力している。神戸製鉄所内には既に2基合わせて出力140万キロワットの石炭火力発電所が設置されており、電力事業の利益は130億円に上る。

 同社グループ内でのアルミや銅製品などの品質検査データの改竄(かいざん)問題を受け、環境省が環境影響評価の再検証を求めたことで兵庫県の審査が昨年10月中旬に一旦中断された。しかし、データの再提出で、環境影響評価に問題はないとして、審査会を再開。今春にも環境相の意見と経産相の勧告が出される見通しだ。

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