原油高騰、暮らしにも影響 米政権がイラン産輸入停止の「踏み絵」
更新トランプ米政権が各国にイラン産原油の輸入停止を突き付けた。テロ支援国家と名指ししたイランの資金源を断つためのいわば「踏み絵」。供給量が減るとの思惑から原油は高騰。夏のレジャー期を前にガソリンも高値の続く公算が大きく、暮らしに影響が広がるのは避けられそうにない。
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市場は即座に反応
「中国にもインドにも輸入ゼロを求める。例外は認めない」。米国務省高官は6月26日の電話会見で、欧州や日本だけでなく、イラン原油の主要輸入国である中国、インドに一斉に通告した。「多くの国はイランを脅威と見ており、米国のやり方を支持している」「同調しない両国の企業は制裁の対象になる」と強い姿勢を崩さないまま。世界の原油供給量からイラン産が抜け落ちる影響を意に介さなかった。
市場は即座に反応。ニューヨーク原油先物市場は1バレル=70ドルの節目を一時突破し、約1カ月ぶりの高値をつけた。石油輸出国機構(OPEC)は米国がイラン原油禁輸を要求する前のタイミングに増産で合意。原油価格の高騰は一服するかとみられたが、さらに上昇する可能性は否定できない。
