ニュースを疑え
地方議員「うさん臭さの向こう側へ」 兵庫・尼崎前市長に聞く
「議員仲間、職員の対応いずれも虫けら扱いでした。小児救急医療態勢の問題に取り組んだことがあって、息子さんを亡くしたお母さんと一緒に署名を集め、小児救急医療の充実という陳情を出したのに議会では採択してもらえなかった。審議した委員会の委員長で、最大会派の古参議員に呼び出され、お母さんに『うちに来たら一発で議会を通した。白井なんかと組むからあかんのや』と言われたんです。議会って誰の方向をみて何のために仕事してるんだろうって。愕然としました」
-孤独な戦いだったのですね。「女性を阻むガラスの天井」という言葉があります。女性の政治進出は低すぎませんか
「いま市区町村長の女性の割合が1.3%で、市議会議員に占める割合は全国平均14.1%だそうです。全然低い。私も議員当時、女性で会派に入っていないこともあってか、『レベルが低い発言を議会でするな』ってヤジが凄かった。議案についての市職員の説明もごく簡単。会派に属する議員ととても差がありました。市長に就任すると『あんたみたいな経歴で、尼崎の舵取りは無理や』『客室乗務員あがりで政治ができんのか』って」
市民としてどうあるべきか
-「質の悪い」議員を選ぶ有権者にも問題がありませんか
「施策によって住民の方も総論賛成、各論反対ということがある。シチズン(市民、公民)としてどうあるべきか、住民も考えないといけない時代になっていると思います。それが賢い税金の使い方につながる。住民として何を我慢して何を得ていくのか」