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地方議員「うさん臭さの向こう側へ」 兵庫・尼崎前市長に聞く
「議会がないほうがいいという発想を逆手にとって、じゃあ、どういう議会だったらいいのって議論にもっていきたい。恵まれた環境や立場にいる人たちよりは何か苦労を抱え、しんどい経験をした人のほうが社会の課題に気づきやすい。そういう人が(議会に)入れるような制度設計をすべきです。許せない、おかしいという怒りを持って一歩踏み出した人が社会のチェンジメーカーになれる。議会にも同じことを求めたい。会派とか、政党にこだわらず、市民も議員と一緒に視察に行き、意見交換する。そうなれば地方議会のイメージは必ず変わります」
-若者の政治離れは深刻です
「先日、女性の活躍をテーマに元弁護士の北嶋紀子さん、国連ウィメン日本協会副理事長の三輪敦子さんとでイベントをしました。参加者90人のうち中学生、高校生、大学生が結構いた。女性対象だったのに来てくれた男子中学生が『公民の話題、とても面白かった』と。イベント後も残って話しをしたんです。若い子たちも捨てたもんじゃないですよ」
【プロフィル】白井文(しらい・あや)
昭和35年、兵庫県尼崎市生まれ。大阪外大(現大阪大フランス語学科)入学と同時に全日本空輸の客室乗務員に。その後、人材コンサルタントを経て、平成5年に尼崎市議会議員を2期務め、14年からは当時全国最年少の女性市長となる尼崎市長に就任した。現在はグンゼ社外取締役を務めるほか、男女共同参画をテーマに講演活動などをこなす。