社会・その他

何でも楕円形…聖地・花園、胃袋つかめ ラグビーW杯、地元は「宴」の準備

 こうした魅力を発信し、W杯観戦後のファンらをいかに回遊させるかに、商店街は知恵を絞る。鍵を握るのが、会員制交流サイト(SNS)による拡散だ。

 和横丁近くで居酒屋「ビッグサム」を営む近藤雅之さん(36)は、花園界隈の魅力を時代的には「昭和」、地域的には「大阪の下町」とアピール。「人間性も心安い商店主ばかり。SNSを駆使して、なんとか活性化につなげたい」と意気込む。

 商店主向けに英会話教室

 河内花園駅の南側にある花園本町商店街でも、来場者らの受け入れへ準備を進めている。会長の白山登茂和さん(41)は、会員の商店主らを対象にした英会話教室を開き、おもてなしのトレーニングに励んでいる。

 英語が堪能な会員が月1回のペースで指導。白山さんは「道案内やちょっとした日常会話など、最低限の内容ですが英会話です」と照れるが、英語表記のメニュー表や土産品表も作成し、各店舗に配布した。

 商店街には約40店舗が加盟するが、店主の高齢化や後継者不足でシャッターを下ろした店舗も目立つ。そんな状況だからこそ、白山さんはW杯の開催を商店街活性化の起爆剤にしたいと考えている。

 試合は日中に行われる予定で、各飲食店は通常夕方からの開店を試合終了に合わせて前倒しする方向で検討中。当日は、河内花園駅や東花園駅から花園ラグビー場に向かう来場者に、店舗紹介やクーポンなどをセットにした地図の配布も計画する。打てる手は何でも打ち、なんとしても来店につなげたいという考えだ。

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