働き方ラボ

日本人は「自由な服装」が苦手 あなたならどんな格好で出勤するか

常見陽平
常見陽平

 プロからアドバイスをもらう

 では、どうすればいいか? 私は、ますます「信頼できる人に頼ること」が大切だと考える。独りよがりの自由な服装は痛いのだ。

 これまでは、リクルートスーツにしろ、仕事で着る服にしろ、買う場所は紳士服売り場だった。今後、私服で働くようになった際には、仕事で着る服をストリートファッションブランドの店員に相談する時代になる。いや、すでにそうなり始めている。私自身も、自由な格好で働く環境にいる。さすがにジャケットは羽織るようにしているが、結構なラフな格好で仕事をすることも多い。最近はそのような相談が増えてきているのか、カジュアルなブランドでも、店員が職場にマッチしそうかどうか、相談にのってくれる。どのブランドであれ、職場のことを店員に伝え、アドバイスをもらおう。

 なお、「自由な服装」なるものは「私服」とイコールではない。私は今だからこそ、スーツやジャケットを着るのは「アリ」だと思う。さらに、みんながファストファッションに走る中、あえて高級ブランドを着ることも。

 なお、私がこだわっているのは、流行りの服は今すぐに、定番の服はバーゲンで買うことである。これからのバーゲンシーズンは、定番ものを最適価格で仕入れるチャンスと捉えるのだ。さらに、要らない服は、人にあげるかメルカリなどで売って処分しよう。

 というわけで、自由な服装は結構なことだし、労働者の権利として主張するべきだが、これでますます日本のビジネスパーソンが苦しむのではないかと不安になってしまうのも事実。痛い人にならないよう、服装は慎重に。

常見陽平(つねみ・ようへい)
常見陽平(つねみ・ようへい) 千葉商科大学国際教養学部専任講師
働き方評論家 いしかわUIターン応援団長
北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。リクルート、バンダイ、クオリティ・オブ・ライフ、フリーランス活動を経て2015年4月より千葉商科大学国際教養学部専任講師。専攻は労働社会学。働き方をテーマに執筆、講演に没頭中。主な著書に『なぜ、残業はなくならないのか』(祥伝社)『僕たちはガンダムのジムである』(日本経済新聞出版社)『「就活」と日本社会』(NHK出版)『「意識高い系」という病』(ベストセラーズ)など。

【働き方ラボ】は働き方評論家の常見陽平さんが「仕事・キャリア」をテーマに、上昇志向のビジネスパーソンが今の時代を生き抜くために必要な知識やテクニックを紹介する連載コラムです。更新は原則隔週木曜日。アーカイブはこちら

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