仕事用に部屋を分けるというのは「一人暮らしでは難しい」などの声もあるかと思いますが、そういう場合は、自分で「この部屋のここは仕事をする空間」と決めるだけでも生産性は上がると思います。
私の場合、家の中に仕事に集中できる場所があります。その場所の特徴は、視界に窓しか入らないということです。自宅で仕事をする時は、いろんなものが視界に入ってしまうと、「あ、洗濯機を回さなきゃ」「食器を洗わなきゃ」など、やるべきことをふと思い出してしまい、それをやるまで集中できなくなってしまうからです。視界から消すべきものは人それぞれですが、自分の集中を阻害する可能性があるものが視界に入らないことは有効だと思います。
一方で、自分のテンションが上がるものを視界に入れるのは有効だと思います。弊社の女性社員は自宅で、モニターのそばに好きなフレグランスを揃えているようです。香りを楽しめる上、好みの見た目が集中力を上げてくれるということです。こういった香りや小物での工夫はオフィスだとなかなか実践しづらいので、自宅ならではの楽しみ方かと思います。
場所を問わないからこそ、外気を浴びて仕事する
春になり気温が高い日も増えてきました。私はこの季節になるとよく外で作業をします。外気浴をしながら仕事ができるのもテレワークのいいところだと思います。感染拡大の防止が目的なので、今は外でも、その場所選びに慎重になるべきですが、「密」を避けるという観点では有効だと思います。
毎日会社に出勤していた方が週5日自宅で仕事すると精神的にストレスを感じてしまう可能性があります。一日の中に家を出る時間を組み込んでみるのもON/OFF切り替え法のひとつだと思います。小一時間、桜の木の下で作業できるのも今の季節ならではかもしれません。
在宅勤務の「落とし穴」解消法
工夫すれば効率も落とさずに仕事できる在宅勤務ですが、落とし穴ともいうべきデメリットも2つあります。1つ目は「光熱費」。そして2つ目は「運動不足」です。
まだ暖房が必要な日もあります。日中会社で仕事をしているとあまり意識しませんが、自宅で過ごす時間が増えると電気代がかさみ驚いている人も多いでしょう。そこでおすすめなのが、ランチを自炊することです。感染防止のために外出自粛が続くと夕飯も自然と自宅でとることが増えると思います。その夕飯やその材料をランチに活用することで、コンビニや飲食店への移動の時間とお金の節約になります。
テレワークは運動不足につながりやすいので、1時間のお昼休憩は、自宅でランチを食べた後、2~30分お散歩するのがおすすめです。少し体を動かすことで午後の生産性をあげられると思います。あまり体を動かすことが好きじゃない方は「食べ過ぎない」というのも生産性を上げるコツかもしれませんね。