働き方ラボ

コロナ禍の「新しい世界」を生きる新入社員へ 悩みを抱え込むな

常見陽平
常見陽平

 新入社員は、もともと悩みを抱えがちであるが、今年は環境がまるで違う。自分の部署に新入社員がいる人は、彼ら彼女たちの胸中を理解していただきたい。毎年の新人の悩みとは、種類もレベルも違うのである。心身ともに悩みを抱えていないかケアしたい。新人には「苦労は買ってでもしろ」という、いかにもなサラリーマン的訓示は迷惑だ。すでに彼らは、バーゲンで爆買いしたレベルで、いや、押し売りに大量に買わされたレベルで苦労を買っている。彼ら彼女たちをいかに守るか。

 コロナ時代の「新しいルール」をつくる

 今年の新入社員は、どうか、悩みを自分だけで抱えないでほしい。上司・先輩、友人・知人に相談する、共有する勇気を持つ。抱え込んでいると、自分自身、行き詰まってしまう。職場の問題も解決されない。悩んでいるのは上司・先輩も一緒かもしれない。

 というのは余計な先輩で、新時代の若者は、新しい勝ちパターン、ルールを勝手につくっていくものである。コロナ時代の新しい働き方、稼ぎ方をつくるのは新人だ。いや、頑張りすぎると疲れるので、息抜きながら生き抜いてほしいのだけど。

 青春を自粛してはいけない。仕事もプライベートも楽しむことをサボらずに。

常見陽平(つねみ・ようへい)
常見陽平(つねみ・ようへい) 千葉商科大学国際教養学部准教授
働き方評論家 いしかわUIターン応援団長
北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。リクルート、バンダイ、クオリティ・オブ・ライフ、フリーランス活動を経て2015年4月より千葉商科大学国際教養学部准教授。専攻は労働社会学。働き方をテーマに執筆、講演に没頭中。主な著書に『なぜ、残業はなくならないのか』(祥伝社)『僕たちはガンダムのジムである』(日本経済新聞出版社)『「就活」と日本社会』(NHK出版)『「意識高い系」という病』(ベストセラーズ)など。

【働き方ラボ】は働き方評論家の常見陽平さんが「仕事・キャリア」をテーマに、上昇志向のビジネスパーソンが今の時代を生き抜くために必要な知識やテクニックを紹介する連載コラムです。更新は原則隔週木曜日。アーカイブはこちら

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