CAのここだけの話

「CAママでよかった」と思える瞬間 仕事復帰したから出会えた感動フライト

仁尾文
仁尾文

自宅では勉強できない! 復帰に向け訓練開始後は必死

 私が仕事復帰する時に一番悩んだ事は、授乳を続けようか止めようかということでした。

 訓練に戻って驚いたのは、クラスメイト20人中、半数がまだ授乳を続けていたということです。訓練所には親切なことに、授乳を続けているクルーに気を遣って、搾乳できる部屋“マザーズルーム”が設けられていたり、母乳を保存できる“CAママ専用冷蔵庫”まであるのです。

 休憩中には、みんなでマザーズルームに行き、横並びに座ってマニュアルを読み、ランチを食べながら、一緒に搾乳したものです。その光景がなんとも面白くて、「私たちはCAでありながらママなのだなぁ」とみんなで笑っていました。

 自宅に帰ると3人の子供たちが待っています。勉強したくても思うようにはいかず、勉強の合間に授乳、夕飯の準備、寝かしつけなどしなくてはいけないので、本当に大変な毎日でした。

 家ではもう勉強できないものと割り切って、毎朝早く訓練所に行って復習をし、とにかく授業に集中していました。頑張ったおかげで全てのテストに合格し、またCAの仕事に戻ることが来ました。

 フライトが始まっても、私は子供が1歳になるまで授乳を続けました。長時間のフライトとなるとだんだん胸が張ってくるので、トイレで搾乳し、ステイ先でも数回搾乳していました。これができたのも、私がお客様の人数が少ないファーストクラス担当だったということと、同僚の理解があったからだと思います。

 また、ドバイでは共働きの家庭にナニー(子守り)がいるのはほぼ当たり前となっています。ナニーの雇用形態も家庭により異なり、住み込みで雇う人もいれば、必要な時だけ来てもらえる通いで雇う人もいます。

 私の場合、夫が毎日ドバイにいてくれるので、ナニーには泊まりではなく、通いでお手伝いに来てもらっています。彼女のおかげで、私は安心して仕事に行けるのです。

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