実はアパホテルは、コンビニエンスストアのように「フランチャイズ」の募集にも力を入れ始めています。すでに50のホテルをフランチャイズとしています。
フランチャイズは、地元の小さな商店が有名コンビニエンスストアになるのと同じシステムで、様々なサポートを提供する代わりに加盟金等を支払うものです。培ったホテル運営ノウハウの外販といってもいいのではないでしょうか。大きな投資とリスクのある「自社所有」で培ったノウハウによってリスクの低い商売でも売り上げを伸ばそうという戦略ですね。
「高解像度で」分析すると自社の勝負どころが鮮明に
「良いサービスを提供する」のがホテル業の本分ですが、その企業形態には様々なものがあります。つまり、様々な参入形態、ビジネスチャンスがあるのです。
既にあるビジネスをざっくりと括るのではなく、解像度を高めて分析することで「勝てる部分」を見つけ出すことで相対的安定シェアを握るガリバー企業と戦っていけることを、遥か昔から存在する「ホテル業」から学ぶことができますね。