【女性起業家のOLトリセツ】「セクハラ・パワハラ」…どこまで許せる? 女性社員の強烈体験談
【女性起業家のOLトリセツ】 こんにちは。株式会社スマートメディアCEOの成井五久実です。「会社で女性社員とうまくやる方法」についてお伝えしている本連載ですが、皆さん、女性社員と接する時にはどんなことを意識していますか?
おそらく、「セクハラ、パワハラにならないように」と気をつけている方が多いのではないでしょうか。最近はハラスメント研修を実施する企業も増えている通り、ハラスメントに対する社会の意識はよりシビアになっていると言えます。
では、どんなことをすると、部下から「セクハラ・パワハラ」だと捉えられてしまうのでしょうか?
そんな疑問にお答えするべく、私の会社の女性社員に実際に聞いてみました!
前回記事(「女性社員から見る『良い上司、悪い上司』」)に引き続き、今回も20~30代女性のリアルな本音を座談会形式でご紹介します。参加してくれたのは、営業系のAさん(30代)、Bさん(20代)、人事総務系のCさん(30代)の3人。
今回は「セクハラ・パワハラ」をテーマに、ハラスメントの実態に迫ります。
男性の皆さんも女性の皆さんも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
これはアウト! 私が受けたセクハラ被害
最初の話題は、特に男性の皆さんが気になるであろう「セクハラ」について。
成井:今まで、「これはセクハラだ」と思ったことってありましたか?
Bさん:前職ではよく、直属の男性上司に「女としての武器を使え」と言われていました。それもびっくりされるかもしれませんが、寝てもなんでもいいから仕事を取ってこい、と。
成井:それは絶対ダメなやつですね!
Bさん:営業だったので、取引先の方と飲みに行く機会が多かったのですが、「同期も誘っていいですか?」と聞いたら、「今日は二人きりで話したいことがある」と言われて。ラブホの目の前のお店に連れて行かれたこともあります。腕を引っぱられて連れ込まれそうになったので断ったら、その後仕事が来なくなりました。
Aさん:もう、事件ですね。でも、特に芸能系とかはそういうの多いですよね。酔うと人が変わる人もいました。溜まったうっぷんが出てくるんですかね。
成井:ホテルに誘われることってよくあったんですか?
Bさん:そうですね。あんまり「うわ、きた」とは思わなかったです。
成井:すごい世界ですね。これまでのケースは完全にアウトとして、どこからが「セクハラ」だと思いますか?
Cさん:「今日、胸の形いいけどブラジャー変えた?」って聞かれた時は、セクハラだと思いましたね。飲みの席で、ちょっとふざけた感じではあったんですけど。
成井:気持ち悪い! それは嫌ですね。
Cさん:でも、こっちが嫌な顔をすると「冗談通じないな」みたいな顔をされるから、流すしかなかったですね。
Bさん:私は、みんなの前で「彼氏できた?」とか聞かれるの、すごく嫌でしたね。「太った?」とかは、むしろ言ってくれてありがとう、と思うんですけど。恋愛系の話に触れられるとセクハラかな。
成井:「休日、何してた?」とかはアリですか?
Bさん:それは全然OKですね。
Aさん:信頼関係がある人に飲みの席で言われる「太った?」とかは許せるかも。「うるさい!」と冗談で返せるような感じだと、このくらいならしょうがないかなと思います。多分、言う人にもよるんですよね。職場の雰囲気も大きいと思います。
成井:距離感が詰まってない人に言われるのは嫌ですよね。言葉に愛があるかないかって、すぐにわかる。でも、気にしすぎると仲良くなれないし、難しいですね。結局、信頼関係ができていればセクハラとは思われないってことかな。
無言の圧力、マウンティング…嫌われるパワハラ上司たち
成井:パワハラについては、どうですか?
Aさん:私はパワハラは受けたことないかも。何か言われても、「なにくそ!」と受けて立つ性分だから、そう感じないのかもしれないですけど。
Bさん:退社する時に「え、もう帰るの? 私まだいるんだけど」みたいな顔をされた時はパワハラって思ったかも。圧を感じるというか、上司より先に帰っちゃダメな空気が嫌でした。
Cさん:前職でものすごく怖い女性上司がいて、その下に男性マネジャーがいたんですけど、彼がミスをした時に、私のせいにされたことがあって。しかも、彼のかわりに怒られてるのに、私を見て笑ってたんですよ。その姿を見た時、「あ、この会社辞めよう」と思いました。もう思い出したくないですね。トラウマです。
成井:それは最悪ですね。
Cさん:しかも、女性上司の怒りも理不尽で。急ぎでチェックしてほしい書類を休日に宅配便で自宅に午前着で送ったら、「午前中は寝てるんだから送ってくるんじゃない。常識的に考えてありえないだろ。どういう親に育てられたんだよ」みたいなことを言われまして。
Aさん:人格否定系の怒り方はパワハラですよね。そういえば、わざわざみんながいる前で怒る上司は嫌だったな。ミスをしたその場で注意すればいいのに、「私は上司だから怒ってるのよ」というパフォーマンスの道具にされた、というか。
成井:マウンティングしたがる上司って、多いかも。それもパワハラと捉えられますよね。
ハラスメントにまつわるリアルな女性社員の本音、いかがでしたでしょうか?
女性社員と良好な関係を築くためには、セクハラ、パワハラと思われないように気をつけるのはもちろんですが、それよりも部下との関係性を縮める、信頼されるように振る舞うことが大事なんですね。
皆さんのビジネスライフの参考になれば幸いです!
【プロフィール】成井五久実(なるい・いくみ)
起業家。1987年福島県生まれ。東京女子大学卒。著書「ダメOLの私が起業して1年で3億円手に入れた方法」(通称:ダメ億/講談社)が販売開始から3カ月で重版となる。新卒で ディー・エヌ・エー(DeNA)に入社し、デジタル広告営業を経験。その後、トレンダーズ株式会社に転職、100社以上のPR・女性マーケティングを担当する。2016年、28歳で株式会社JIONを設立。情報サイト運営を通し、立ち上げからわずか5カ月で黒字化を達成。会社設立から1年後の2017年、3億円で事業売却。現在は、株式会社ベクトル傘下のメディア運営会社スマートメディアの社長を務め、「クレイジー」「OPENERS」「JION」など10のWEBメディアを運営している。その傍ら、女性起業家を支援する活動にも従事。
◇
【女性起業家のOLトリセツ】は成井五久実さんが職場の女性との上手な接し方を教える連載コラムです。更新は原則第3水曜日。
関連記事