社会の流れをいち早くつかむ! 新浪剛史流「勉強会」 (2/2ページ)

サントリーホールディングス代表取締役社長 新浪剛史氏●1981年、三菱商事入社。91年ハーバード大学経営大学院修了。2002年ローソン社長に就任。14年10月から現職
サントリーホールディングス代表取締役社長 新浪剛史氏●1981年、三菱商事入社。91年ハーバード大学経営大学院修了。2002年ローソン社長に就任。14年10月から現職【拡大】

 「会社にとって自分が商品だとすれば、マーケティング上の違いがなければ売れない。その違いをつくりたいという思いで積極的に勉強会へ参加しました。『変動相場制』の勉強をいち早く始めたのは、そうした意識の表れでした。

 当時、砂糖部の先輩たちは砂糖相場ではベテランでしたが、為替相場にはあまり詳しくなかった。僕は勉強会のメンバーの銀行マンから、『変動相場制では為替が重要になる』と聞いていた。相場の動きやコンピュータの発達を考えれば当然の結論です。その結果、独自に勉強していたおかげで、部内でも重用されることになりました」(09/4.13)

 勉強会は中身もさることながら会ってみたい人がいたら参加してみるのもいい。尊敬できる人や、自分にないものを持っている人は、その存在が生きた教科書でもある。健康関連商品を扱う日本最大の通販サイトのケンコーコム社長である後藤玄利氏がこう話す。

 「同業かどうかを問わず自分が刺激を受け、自分を高められそうな勉強会やセミナーには積極的に顔を出しています。参加している人もそのコミュニティに対して何か価値を出したいと考えている人たちが集まっています。その点、異業種交流会は、交流することが目的になって、いかに自分がテイクしようかと考える人が集まっていることが多く、ほとんど参加しません。世の中に役に立つことを何か変えていきたいといった思いがある人たちに接すると新たな気づきが得られます」

 (ジャーナリスト 吉田 茂人 門間新弥=撮影)(PRESIDENT Online)