お客の滞在時間は25分(通常の焼き肉店の4分の1)になるよう設計している。「低単価、高回転」を実現することで、肉の原価をアップさせ、お客の満足度を高める。また、高回転を実現することで、炊き立てのごはんを提供する狙いもある。
セットメニューに加え、さまざまな肉の部位を50グラムや100グラムといったように、お客の好きな量で注文できる「カスタム焼き肉」もアピールポイントだ。店内はスタイリッシュな内装にしており、お客全体の35%を女性が占めているという。このように、スピーディーに、安く、自分の好きなように楽しめる業態が焼肉ライクなのだ。
焼肉ライクは東京都内に3店、横浜市に1店オープンしており、松戸南花島店は国内5店目となる(19年3月末時点)。海外への出店準備も進めており、4月中に台湾とインドネシアにそれぞれ1号店がオープンする予定だ。西山会長は18年に「今後5年間で国内300店舗を目指す」と語っている。
郊外店の特徴
郊外店は都心部の店とどのような点で異なるのだろうか。
松戸南花島店の店舗面積は約138平方メートル、席数は50席超となっている。駐車場は28台分ある。