連合は27日、第90回メーデー中央大会を東京・代々木公園で開き、約3万7千人(主催者発表)が参加した。神津里季生(こうづ・りきお)会長は、参院選に向け立憲民主、国民民主両党と政策協定を結んだことを紹介し「野党の力合わせが新しいステージに向かい始めた」と述べた。
神津氏は夏の参院選に合わせた衆院解散による「衆参同日選」の可能性にも触れ「働く仲間を国会に送り出す決意を固めよう」と呼びかけた。国民民主、自由両党が26日に合併したことへの言及はなかった。
中央大会には根本匠厚生労働相や東京都の小池百合子知事が来賓として出席したが、連合が支持してきた旧民進党の分裂以降、2年連続で政党代表者のあいさつを省いて実施した。連合は「時間短縮のため」と説明している。会場を訪れた国民民主党の玉木雄一郎代表は出展ブースを見て回るなどして過ごした。