元受付嬢CEOの視線

実践したのに嫌味? クールビズは企業ブランドも左右する (1/3ページ)

橋本真里子

 今年も5月からクールビズが始まりましたが、みなさんの会社はどうでしょうか。地球温暖化対策の一環として、オフィスの温度適正化や気温に適した軽装を推進する取り組みですが、認知度はかなり高いようです。しかし、その「実態」はどうでしょうか。今回は受付嬢から経営サイドに転身した経験を踏まえ、「クールビズ」について考えてみました。

話が入ってこない… ノーネクタイは本当に失礼なのか

 受付嬢時代、夏に汗だくで到着するお客様に対応することがしばしばありました。暑い中、スーツ姿やネクタイ姿でいらっしゃるお客様です。ご到着後、受付嬢としてお茶をお出ししますが、その時点でもまだ汗をかいていらっしゃいました。おそらく、お客様ご本人も汗が引かないことで商談に集中できていなかったと思いますし、聞いている担当者も話が耳に入ってこなかったと思います。

 給茶で入室した際に、空調の温度を下げるように頼まれたことも多々ありました。しかし、最終的に、お客様ではなく担当者側が寒く感じてしまい、「早く話を終わらせたい」という気持ちになってしまうようでした。

 もしも、「スーツで伺わないと失礼なのでは!?」と思うのであれば、一言「クールビズ実施企業ですので、カジュアルな格好で失礼します」とお伝えすれば、問題ないのではないでしょうか。本当にお互いにとって有意義な商談・会議にするには、服装よりも大切なことがあるように思います。

 「ネクタイを締めてこない営業担当者の話なんて聞かない」。私の社会人経験においてこのような発言を聞いたことはありません。みなさんはありますか? クールビズ期間中は、ネクタイをしているかどうか、ジャケットを着ているかどうかで営業担当者の姿勢を問う商談相手はそんなに多くはないのではないでしょうか。

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