社会・その他

同意得ても法律違反 厚生労働省のリクナビ行政指導 (1/2ページ)

 本人の同意を得ても法律に違反する-。就職情報サイト「リクナビ」を運営する「リクルートキャリア」(東京)が学生の内定辞退率を算出したデータを企業に販売していた問題で、リクルートキャリアへの行政指導をした厚生労働省は個人情報の取り扱いについて、8月26日の政府の個人情報保護委員会よりも厳格な見方を示した。個人情報の保護をめぐっては、公正取引委員会も「プラットフォーマー」と呼ばれる巨大IT企業の規制指針案を公表、インターネット検索や通販などのサービス利用者を守る姿勢を打ち出しており、こうした流れは一層加速しそうだ。

 「就職活動に不利に働く恐れの高い事業は今後行うべきではない」。根本匠厚労相は6日の閣議後会見で、今回の問題が就活をする学生に不安を引き起こしたと批判し、こう述べた。

 厚労省が同日、業界団体に出した文書でも、学生本人の同意の有無にかかわらず、企業への同種のデータ提供が「学生の立場を弱め、不安を惹起(じゃっき)させ、就職活動を萎縮させる恐れが高いものと言わざるを得ない」と指摘した。

 就活生が「リクナビ」などの大手就活情報サイトを使わざるを得ない現状も踏まえ、同種のデータ提供が学生のデメリットにならないよう求めた形だ。

 厚労省の担当者は、業界全体に個人情報の適正管理を求めることで、「他山の石にしてほしい」とする。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus