社会・その他

最強級台風、首都圏直撃 千葉に上陸、20人以上けが 停電も

 強い台風15号は9日午前5時前、千葉市付近に上陸した。関東を通過して茨城県付近から東北沖に進む見通し。千葉県では10人以上が負傷し、多数の建物被害が出た。上陸直後の中心気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートルで、関東に上陸した台風としては統計開始以来、最強クラスとなった。

 消防によると、千葉市や千葉県館山市などで20人以上のけが人が出た。横浜市でも8~9日に2人がけがをした。 東京電力によると、営業圏内で千葉、神奈川両県を中心に一時、計約92万軒が停電した。

 気象庁によると、伊豆諸島・神津島で8日夜に最大瞬間風速58・1メートル、9日未明には千葉市で57・5メートルを観測。静岡県伊豆市では9日未明、1時間に109・0ミリの猛烈な雨が降り、早朝までの24時間降水量が440ミリを超えた。

 10日午前6時までの24時間予想雨量は東北150ミリ、関東甲信100ミリ。引き続き土砂災害や浸水、河川の増水・氾濫に厳重な警戒が必要だ。

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