厚生労働省は12日、保健師助産師看護師法に基づき、刑事事件で有罪が確定した看護師ら23人の行政処分を決めた。免許取り消しが6人、業務停止3年~1月が16人、戒告が1人。26日発効する。
厚労省によると、免許取り消しは、勤務先の京都府福知山市役所で昨年4月、業務が遅れたため時間稼ぎをしようとガソリンでアルミ製ラックの紙などを燃やしたとして、建造物等以外放火の罪で有罪が確定した同府城陽市の橋本陽太郎保健師(33)。
東京都内の学校法人が開設準備していた看護学校に就職しようと、平成26年8月、偽造された保健師の免許証の写しを提出したなどとして、偽造有印公文書行使の罪で有罪が確定した名古屋市の熊崎百代(ももよ)看護師(69)、川崎市麻生区で29年10月、覚醒剤を使用したとして、有罪が確定した東京都府中市の杉田祐輝看護師(29)ら計5人も免許取り消しとなる。