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石油元売り大手3社の中間決算、原油価格下落で全社減益

 JXTGホールディングス(HD)、出光興産、コスモエネルギーHDの石油元売り大手3社の令和元年9月中間連結決算が14日、出そろった。前年同期に比べ、原油価格が下落したことで、在庫の評価損が発生し、各社とも営業利益、最終利益が減益となった。

 JXTGの杉森務社長は「米中貿易摩擦の影響で世界経済の低迷が懸念され、石油の需要が減少。そのため原油価格が下落し、収益を悪化させた」と説明。出光では原油影響に加え、中国での需要減による化学品市況の下落が業績の押し下げ要因になるなど、米中貿易摩擦の世界経済への悪影響が石油各社の経営環境を厳しくしている構図だ。

 この状況は当面継続すると予測しており、JXTG、出光は通期の業績見通しを下方修正した。

 また、出光では今年4月の経営統合後では初めての令和4(2022)年度を最終年度とした3カ年中期経営計画を発表。高機能化学品事業強化のため、M&A(企業の合併・買収)の財源として1千億円を設定した。木藤俊一社長は「(ガソリンなどの)化石燃料事業への過度な依存をやめる」として、新たな成長分野を育成する方針を強調した。

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