大阪府の高槻市立しろあと歴史館(同市城内町)と茨木市立文化財資料館(同市東奈良)は、両市の文化財などの写真と解説文をつけた「たかつき・いばらき歴史遺産カード」9種類の無料配布を始めた。市域を超えて観光客に回遊してもらうのがねらいで、昨年度も別のデザイン11種類を配布し人気を集めたことから、第2弾として実施した。
昨年度は11種類で計2万2千枚を用意し、大半を配布。今回は高槻市4種類、茨木市4種類と記念カード1種類の計1万7千枚を作製した。
高槻市では、寺内町として栄えた富田地区の教行寺や三輪神社、しろあと歴史館で保管している刀、城跡公園にある戦国武将・高山右近の銅像を紹介。茨木市では、茨木城の復元櫓門や同城の搦手門と伝えられる茨木神社の門、文化財資料館で保管している刀、西国三十三所の札所・総持寺を取り上げた。記念カードは、これら8種類すべてを集めるともらえる。
2種類の刀以外の6種類は、現地に赴いて撮影した写真をしろあと歴史館(072・673・3987)か市立文化財資料館(072・634・3433)で見せれば、入手できる。刀のカードはそれぞれ保管先で配布されている。
来年3月末まで。しろあと歴史館は来年1月下旬まで工事中で日曜日のみ開館しているが、月曜日(祝日の場合は翌日)を除くそのほかの日でも、通用門で対応する。