最強のコミュニケーション術

インフルエンザで気兼ねなく欠勤する方法 休まれる側のモヤモヤを解消する (1/3ページ)

藤田尚弓
藤田尚弓

 2割がインフルエンザ完治しないまま出勤

 伝え方や言い回しを変えると、自分を取り巻く環境が変わり、やってくるチャンスも変わっていきます。皆さんは自分のコミュニケーションに自信がありますか? この連載ではコミュニケーション研究家の藤田尚弓が、ビジネスシーンで役立つ「最強のコミュニケーション術」をご紹介していきます。

 第12回は「病気での欠勤」がテーマです。風邪やインフルエンザなどで会社を休むとき、皆さんはどのように連絡を入れ、どのようなフォローをしているでしょうか。ほとんどの人が会社のルール、一般常識に沿った伝え方はできていると思います。とはいえ、休んだ人のフォローをしなければならない人たちは、病気への理解は示していても心の中にモヤモヤを抱えてしまうことがあります。

 休まれる側への負担や心情を気にしてか、昨年の冬は、インフルエンザが完治しないまま出勤したという人が約20%いたようです。インフルエンザは一般的に、「発症してから5日、かつ解熱した後2日」という出勤停止期間がありますが、医薬品製造会社の調査では、完全に治らずに出勤した人が18.9%、罹患しても休まず出勤した人は3.3%いたことがわかりました。

 休まれる側に配慮した結果、感染拡大を招いては逆に迷惑をかけることになります。再び元気に働くためにも休養は欠かせません。同じ職場で働く人たちに気持ちよく協力してもらうためには、どう伝えればいいのか。この機会に確認しておきましょう。

 モヤモヤ増幅 「休まれる側の心理」

 風邪やインフルエンザなどにかかってしまうのは仕方のないことです。休まれる側もそこは理解しているのですが、一方で「フォローが大変」「嘘かも知れない?」「自分は体調がよくないときも頑張って出たのに、それくらいで休むなんて…」といったネガティブ感情が頭をよぎってしまうこともあります。

 私たちは自分の仕事への取り組み、それによって報酬を得ています。この取り組みと報酬が同じ職場の同僚と同程度であれば問題ありません。しかし、同僚の欠勤などで自分の負担が増え、不公平だと感じた場合、私たちはネガティブ感情を持ちやすくなります。

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