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シャープ、売上高下方修正 半導体やテレビの販売苦戦

 シャープは4日、令和2年3月期連結業績予想を下方修正し、売上高を従来より2千億円少ない2兆4500億円に引き下げた。米中貿易摩擦の影響が長引き、半導体などの需要回復が見込みよりも遅れていることを反映した。元年10月の消費税増税で国内のテレビ販売が苦戦したことも響いた。

 最終利益は800億円とする従来の見通しを維持した。中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎拡大の影響は、今回の業績予想には織り込まなかった。東京都内で記者会見した野村勝明副社長は「動向を注視しているが、現時点で合理的に算出することは困難だ」と説明した。

 元年4~12月期連結決算は、売上高が前年同期比0・9%減の1兆7555億円、最終利益は16・9%減の524億円だった。

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