働き方

春闘 大手賃上げ率鈍化2.17% 経団連、回答額1013円減の7297円

 経団連は21日、2020年春闘の1次集計結果を発表した。定期昇給やベースアップを含む大手企業の月給の賃上げ率は平均2.17%となり、前年の第1回集計より0.29ポイント下回った。伸び率が鈍化するのは2年連続。回答額は1013円減の7297円だった。

 ただ、7年連続で2%台の賃上げを維持したことから、経団連は「賃金引き上げの流れは続いている」と評価した。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響については、「大企業の多くでは、足元の業績や景況感が急激に悪化する前の3月中に労使交渉が妥結したため、賃上げ率には反映されることはほとんどなかった」とみている。

 業種別の賃上げ率では商業が2.73%でトップ。次いで建設の2.63%、ホテルの2.6%と、人手不足が賃上げを促した格好だ。一方、世界的な供給過剰状況などで業績が悪化している鉄鋼は1.3%で、15業種のうち最も低い賃上げ率だった。

 1次集計は従業員500人以上で東証1部上場の企業を中心に15業種86社の状況をまとめた。コロナの感染拡大防止のため、多くの企業で在宅勤務などが続き集計作業などが進まず、発表は例年より約1カ月遅れた。最終集計は7月中にも出す予定だ。

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