働き方ラボ

テレワーク時代の服装問題 何を着るべき、どこまで崩せる? ポイントは3つ (1/2ページ)

常見陽平
常見陽平

 ウィズコロナ時代の服装

 いま、ビジネスパーソンの悩みと言えば、服装ではないか? 快適に働くため、ビジネスパートナーを不愉快にさせないための服装の流儀について考える。

 7月だ。関東はまだ梅雨明けしていない。カラッと晴れる日もあれば、いかにも梅雨らしいジメジメした日や、雨が降り続く日もある。緊急事態宣言が解除されて、1カ月が経った。新型コロナウイルスショック前ほどではないものの、街に活気が戻りつつある。6月19日からは県を越えた移動も可能となった。筆者も実に久々に、遠方から東京にやってきた方と打ち合わせを行った。一方、在宅勤務も継続中だ。勤務先も、取引先も、働き方が多様な時代がやってきた。

 この環境下で困るのが、服装問題である。いったい、何を着ればいいのか。ラフな格好はどこまで許されるのか。この問題は、新型コロナウイルスショックの前から存在した。クールビズが導入され、むしろ「かたい」イメージの官庁・自治体や金融機関ほど、徹底してネクタイやジャケットを着用せずに働く人たちが増えた。IT企業などにおいては、Tシャツにジーンズ、場合によっては短パンなどラフな格好が増えた。他業界にも広がっている。一方、「では、ウチの職場でどこまで崩していいのか?」と悩む人も多いことだろう。とくにテレワークの際にどのような格好をするのかは悩むことだろう。

 酷暑とエアコン問題

 一方、特に今年、気をつけないといけないのは、健康の管理である。すでに全国紙などでも取り上げられているが、マスクの着用による熱中症の増加が懸念されている。実際、マスクをしたまま、暑い中、喋り続けて気持ち悪くなったという人は私の周りにもいる。

 今年は、猛暑・酷暑になるとの予想もある。もし、五輪が開催されていたら、選手、観客ともに大変だったのではないか。それは来年開催されたとしても変わらないリスクなのだが。今の日本において、特に都市部で働く場合は、猛暑・酷暑とどう向き合うかというのは生きる上での問題なのだ。

 ただ、夏は実は「寒い」季節でもある。そう、エアコン問題である。特に、全員が出勤しなくなったオフィスのエアコン調整は難易度が高い。温度を高めに設定していても、思ったよりもきいてしまう可能性がある。これは在宅勤務においてもそうである。温度調整は意外に難しいものだ。

 さて、どうするか。そもそもビジネスの服装とは何かということから考えてみよう。服装に何を期待するかという問題でもある。ビジネスにおける服装は、自分の意志だけでは必ずしも選ぶことができない。これに対して不自由を感じる人もいるかもしれないが(私もそのタイプだが)、とはいえビジネスの成功、その前には成立を実現しなくてはならない。取引先や組織内の期待に応えるという側面があることを覚えておきたい。つまり、服装は機能しなくてはならないのである。

 服装には様々な考えがあることを理解したい。たとえば、制服やドレスコードに関する考え方だ。工場や、店舗だけでなく、事務職場においても制服がある職場というものがある。しかも、女性のみ制服ありという職場すらある。いかにも不自由の象徴に見えるし、女性差別のようにも見えるが、その職場にお邪魔してみると、むしろ女性社員がこの制服を支持していることに驚く。ラフな格好で出勤できるし、服装に気を使わなくて良いので便利とのことだ。採用担当者は求人広告で制服をアピールすると言っていた。なお、制服には機能があることを確認しておきたい。工場などの現場においては、清潔かつ安全な格好で仕事をするという意味もある。現場をマネジメントしやすくするためのものでもある。一体感も醸成できる。

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