書評

『天皇皇后両陛下が受けた特別講義 講書始のご進講』

 ■当代学問のエッセンスを濃縮

 年初に行われる宮中の伝統行事「講書始の儀」。人文科学、社会科学、自然科学の3分野における当代一流の学者が、さまざまなテーマで両陛下にご進講を行う。約15分という厳しい制限時間と、口頭説明主体の形式から、おのずと学問のエッセンスが分かりやすく濃縮された名講義録が生まれる。

 本書はそこに着目し、過去10年間の30人分を収録した。ノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑氏のがんと免疫に関する説明や、日本の会社史の中でコーポレートガバナンス概念を考える会社法の第一人者、江頭憲治郎氏の講義など、いずれも簡にして要。(KADOKAWA・編/KADOKAWA、1500円+税)

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