書評

『日米同盟の絆[増補版]』坂元一哉・著 条約成立や協力の在り方問う

 産経新聞コラム「世界のかたち 日本のかたち」で12年間にわたって健筆を振るう著者は、大阪大学大学院法学研究科教授(国際政治学、外交史)で、日米関係史研究の第一人者である。本書は、日米安全保障条約の成立・改定過程や協力の在り方を問い、第22回サントリー学芸賞に輝いた名著に、その後、公開された外交文書で明らかになった要素などを元に新たな要素を加味した増補版だ。

 その中には、著者も有識者委員会のメンバーとして参加した、外務省の、いわゆる「密約」問題に関する調査についての詳細な分析が含まれていて興味深い。(有斐閣、3200円+税)

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