働き方

「現場系お仕事」本が売れている ゴミ清掃、交通誘導…過酷な労働も笑いに (2/2ページ)

エンタメに昇華

 労働者を取り上げた作品は昔からあった。関東学院大学の新井克弥教授(メディア社会論)によると、1980年代には、悲惨な労働を強いられた知られざる仕事を取り上げたルポルタージュがはやったという。ただ、最近人気の現場系お仕事ものは、「労働者本人が観察者的視点を持ち、絶望感を描いているわけではない。当事者が明るく伝えることでひとつのエンターテインメントになっている」と指摘。過酷な体験を明るく描くという表現方法では、漫画家の吾妻ひでおの失踪体験に基づく『失踪日記』(平成17年)が知られているという。

 新井教授は「最近はSNSの発達でいろいろな情報が発信されるようになり、ユニークなものやトリビアに関心が行く。存在は知っているけれどよく知らない人たちの日常の話として、面白がられているのではないか」と話している。

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