書評

『お父さんはユーチューバー』浜口倫太郎・著

 ■厳しい家計の再建に試行錯誤

 舞台は沖縄・宮古島。絵を描くことが好きな小学5年の海香はゲストハウスを営む父・勇吾と2人暮らし。将来東京の美大に通いたいけど、父はお調子者で家計は厳しく、進路に不安を感じている。

 ある日、年収10億円を稼ぐユーチューバーの存在を海香から聞かされた勇吾は「俺はユーチューバーになるぞ」と宣言。ゲストハウスに集う人々を巻き込みながら、試行錯誤が始まるが…。

 物語は勇吾が東京で夢を追いかけていたころの回想も交えながら進む。タイトルの軽いイメージとは裏腹の意外な展開が読者を待つ。感涙必至の家族小説。(双葉社、1400円+税)

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