社会・その他

島津製作所元従業員の遺族による石綿訴訟、大阪地裁で和解

 京都市中京区の島津製作所の工場に勤めていた同市の男性が、平成26年に73歳で肺がんで死亡したのは、職場でアスベスト(石綿)を含む粉塵を吸引したのが原因として、遺族が国に損害賠償を求めた訴訟が29日、大阪地裁で和解した。原告側弁護団によると、国が和解金約608万円を支払う。

 男性は島津製作所の従業員だった昭和31年から平成13年のうち約10年間、工場で勤務。エックス線用の真空管の製造工程で石綿を含んだテープの切断作業などに従事していた。25年9月に肺がんと診断され、26年8月に死亡した。

 石綿被害をめぐっては、国の賠償責任を認めた26年の泉南アスベスト訴訟最高裁判決を受け、石綿工場での労働期間など一定条件を満たせば国が和解を通じ賠償に応じている。

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