ローカリゼーションマップ

イタリアの歯医者は命がけ? 日伊「自己表現」考 (2/3ページ)

安西洋之
安西洋之

 こういうこと、日本でもあることなのか。聞いたことがなかったが、専門家に聞いてみようと、赤坂見附のホテルニューオータニ内で開業している友人の田北行宏さんとチャットした。彼はかつてスウェーデンの病院でも働いたことがある人だ。彼に「こういう話、ありますか?」と尋ねた。以下、再現である。

(田北さん)「あはは! あり得ませんね(笑)。やはり日本人は辛抱強いのでしょうか? まあ、イタリアの歯医者では、患者さんの頭越しに衛生士とケンカしたりするそうですから」

(ぼく)「やっぱり! その頭越しのケンカは、今日見たそうです(笑)」

(田北さん)「そういう歯医者に、私も憧れております。当院は品行方正過ぎて(笑)」

(ぼく)「衛生士が一発で欲しい器材を渡せないと、もう大変という感じらしいです」

(田北さん)「自由ですね。それでストレスがたまるのか、たまらないのか? イタリアの歯医者になりたいです(笑)」

(ぼく)「噛まれても?」

(田北さん)「やめておこうかな…」

 このやりとりをしているなかで、奥さんが子どもの出産の時、分娩室の前で他のママにならんとする女性たちのもの凄い叫びを聞いて、「いったいここはどこなのだ?」と思ったと話していたのを思い出した。

 そこで、これには痛さをこらえる我慢強さと自己表現の二つのテーマが関わっていると気づいた。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus