社会・その他

吉川元農水相を収賄罪で在宅起訴 養鶏大手から現金500万円 東京地検

 鶏卵生産大手「アキタフーズ」(広島県福山市)グループ側が衆院議員を辞職した吉川貴盛元農林水産相(70)に現金を提供したとされる事件で、東京地検特捜部などは15日、大臣在任中に現金500万円を受け取ったなどとして、収賄罪で吉川元農水相を在宅起訴した。また、贈賄罪などでグループの秋田善祺(よしき)元代表(87)も在宅起訴した。

 吉川被告は昨年11月に不整脈を理由に入院し、翌12月22日に「国会議員としての職責を果たすのが難しい」などとして議員辞職。その後、心臓の手術を受けていた。特捜部は、吉川被告が現在も入院中であることなどから、証拠隠滅や逃亡する恐れが低いとみて、身柄拘束の必要はないと判断したとみられる。

 関係者によると、吉川被告は秋田被告から平成27年以降、総額1800万円を提供された疑いがある。

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