社会・その他

カプコン情報流出事件 大阪府警が捜査開始 

 大手ゲーム会社「カプコン」(大阪市中央区)が昨年、サイバー攻撃を受けて内部情報が不正に流出した問題で、被害相談を受けていた大阪府警サイバー犯罪対策課が捜査に乗り出したことが14日、捜査関係者への取材で分かった。不正アクセス禁止法違反などを視野に、海外のサイバー犯罪集団の実態解明を進める。

 カプコンは13日、社員が在宅勤務で利用するVPN(仮想私設網)の旧型装置が、昨年10月にサイバー攻撃を受けて社内ネットワークに侵入され、内部情報を盗まれたとする調査結果を公表。取引先や社員ら約1万5650人の個人情報の流出が確認された。

 捜査関係者によると、府警は13日、カプコンの調査結果を受け、カプコン側から聞き取りを開始。カプコン側の被害調書を作成し、同社の資料を精査するなどの捜査を始めたという。

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