働き方

「これは使えると思った」 仕事術のプロがタブレットを最近使い始めたワケ (1/2ページ)

 「タブレットはビジネスでは使い物にならない」そう思っている人は多いのではないでしょうか。企業に働き方や仕事術のアドバイスをする岡田充弘さんは「タブレットがブームになったとき、あらゆる機種を購入し試してみたのですが、仕事では使い道がないと判断し遠ざかっていました。それが、最近久しぶりに触ってみて、これは使えると思ったんです」と言います。その理由とは--。

 使い道がなかったタブレット

 私はしばらくタブレットの利用からは遠ざかっていました。というのも、かつてタブレット製品が世に出始めたころ、一通りのメーカーのものを触ってみたのですが、その時の印象としては「あまり仕事での使い道が無いなぁ」というのが正直な感想でした。ネットがちょっと見られたり、裁断した電子書籍を持ち運びする程度では、普段持ちする動機としては弱かったのです。

 以来仕事は、パソコンとスマホの2刀流にこだわり、これらのリテラシー(活用技術)を深めていくことに注力していました。実際仕事をこなすにはそれで十分だったのです。それが最近久々に手にとってみて、ずいぶんと印象が変わりました。

 そこで今回は、「なぜ今タブレットなのか?」について順を追ってご紹介してきたいと思います。

 なぜ今タブレットなのか?

 結論から言うと、タブレットは、PCやスマホの不足を絶妙にカバーします。

 たとえば、スマホは唯一、片手で立ったまま使えるデバイスです。

 そのため、通勤途中や日常生活のさまざまなスキマ時間を有効活用することができます。活用用途としては、関係者との連絡やアポ取り、ネット申し込み、情報検索といった、比較的短時間で実行できる簡易な仕事が向いていると言えます。

 一方パソコンは両手で座って使うデバイスです。そのため他のデバイスとは利用シーンが異なります。また物理的キーボードやマウスが使えるため、集中して高品質な成果物を作りたい場合に向いていると言えるでしょう。

 スマホ、パソコンに対してタブレットは、基本的には両手を用いて立ったり座ったりの状態で使えるデバイスです。スマホと比べると画面サイズも大きいため、動画や雑誌・書籍などデジタルコンテンツの消費に効果を発揮するでしょう。

 また、利用するアプリによっては、パソコンで行うような仕事の一部も担うことができます。そしてタブレットならではの特徴として、他の人に画面を見せやすいため、販売員や営業マンの説明ツールにも適していると言えます。

 十数年前とは雲泥の差

 冒頭でも触れたように、実は私はタブレットが世の中に登場しはじめた頃に、各メーカーの製品を一通り購入したことがあります。いずれも使い道に困って、すぐに譲渡してしまいましたが……。

 その一因は、専用のアプリやコンテンツ、サービスなど、主にソフト面の不足に原因があったとみています。

 しかし、今はずいぶん状況が変わりました。久々に使ってみて、製品の軽さや薄さ、処理速度などハード面の素晴らしさにも驚きましたが、それまで弱点だと思っていたソフト面の不足がかなり改善されており、かつて使った時とはまったく異なる印象を持ちました。

 効果的にインプットができる

 たとえば、タブレットが出回り始めた当時の、EPUB(2007年に国際電子出版フォーラムが策定した、オープンフォーマットの電子書籍ファイルフォーマット規格)リーダーの使い勝手はなかなかひどかったのですが、現在はAmazonや楽天などコンテンツプラットフォーマーが独自に提供するリーダーアプリが分かりやすくてサクサク動くなど、格段に使いやすくなっています。

 また、かつての電子書籍は紙書籍と比べて価格メリットが少なく、新刊が出回るのも遅かったのが、現在は定額のまとめ読みサービスや、電子クーポンのおかげで安価に読めるようになりました。発売時期についても紙とデジタルで同時発売するケースも珍しくなくなってきています。試し読み機能も以前は一部の書籍だけだったのが、今では多くの書籍に適用されて、私も本の選定をするのに助かっています。

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