東京五輪第8日となった30日、日本は柔道女子78キロ超級の素根輝(あきら)(21)と、フェンシング男子エペ団体が金を獲得、今大会に積み上げた金メダル数は計17個となり、前回東京大会(1964年)、アテネ大会(2004年)の16個を超えて過去最多を更新した。
20競技163種目だった前回東京大会。体操で男子団体や個人総合など5種目を制覇したほか、「東洋の魔女」と称されたバレーボール女子、当時は男子のみだった柔道などで金メダルを重ねた。
28競技301種目のアテネ大会は、競泳男子平泳ぎで北島康介さん(38)が100メートル、200メートルの2冠を達成。レスリングフリースタイル女子55キロ級で吉田沙保里さん(38)、同63キロ級で伊調馨さん(37)が、それぞれ頂点に立つなどした。
今大会は33競技339種目で種目数は前回東京大会の2倍。柔道で金メダルラッシュとなったほか、新競技のスケートボードも2日連続で金を獲得。競泳女子の大橋悠依(25)が2冠に輝き、卓球混合ダブルスの水谷隼(32)・伊藤美誠(20)組、体操男子個人総合の橋本大輝(19)らも戴冠した。