社会・その他

東京・将棋会館移転、ヒューリックと連盟が基本協定締結

 東京・千駄ケ谷の将棋会館の移転計画について、日本将棋連盟と不動産デベロッパーのヒューリックは23日、移転にかかる基本協定を締結した。

 移転場所は現在の将棋会館近くで、同社が所有する土地に建て替える千駄ケ谷センタービル(地下1階、地上4階建て、延べ床面積約1万5200平方メートル)の1階部分(同約2050平方メートル)。対局室のほか、販売ブースや将棋道場なども設置する。同連盟創立100周年に当たる3年後の移転を目指す。

 同社はヒューリック杯棋聖戦を特別協賛。西浦三郎会長は会見で、「千駄ケ谷が将棋の街として引き続き発展できるよう良い建物を作りたい」と語った。

 この日は、藤井聡太棋聖(19)=王位=ら現タイトル保持者と永世称号保持者を委員とする東西将棋会館建設委員会も発足。将棋会館の建設費用として寄付金を募集することなどが発表された。目標額は計10億円で、10月1日からインターネットで資金を募る「クラウドファンディング」を開始する。

 委員長に就任した羽生善治九段(50)は「初めて東京の将棋会館に来たのは小学2年生のとき。以来、通い続けている。会館の建設に向けて力を尽くしていきたい」と話した。

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