CAのここだけの話

超厳格な体形管理 外資系エアラインのルールは入社後も驚きの連続だった (2/2ページ)

大瀧葵
大瀧葵

慣れない夜会巻きに四苦八苦

 私の会社では、髪型は「フレンチツイスト(夜会巻き)命」です。そのため、訓練初めに指定の美容院へ行き夜会巻きを習得しなければなりません。

 無論、訓練中も夜会巻き必須で、できない子は泣く泣く肩につかないぐらいの短さに切るしかないというちょっぴり可哀想なルール。そのため、簡単に整えるだけでいいボブ率は、訓練生の半数を占めていました。

 私は入社前まで一度も夜会巻きをしたことがなかったので、当時ほんとに苦労しました。ただでさえ毎日のテストで忙しく寝る間も惜しんでいるというのに、夜会巻きのためだけに早起きをして綺麗に仕上げるのは大変でした。

 それも日に日に上達していき、今では5分あればできるまでに成長しました。

 しかし、面白いのが、いざ乗務し始めると夜会巻きでもシニヨンでもどちらでもOKになること。なので、飛んでいるクルーのシニヨン率は圧倒的に高くなる現象が起こっています。

化粧はとにかく濃く! 濃く!

 「制服に負けないぐらいの派手で濃い化粧をするように!」

 グルーミング(身支度)の授業では自分たちの化粧の薄さに何度も注意されました。日本人が好むナチュラルメイクは、ここではまったく不十分で、むしろ「ちゃんと化粧してきたの?」と聞かれるほどでした。

 アイシャドウは制服の色に合う3色を使用したグラデーションを基本とし、普段使わないようなピンクや青、緑といった色合いから選ばなくてはなりません。加えて、つけまつ毛で目力アップ、人によってはカラコン(カラーコンタクトレンズ)でさらにデカ目効果に。とにかく濃い化粧をするように言われています。

 初めの頃は、「濃すぎるけど大丈夫なのかな?」と心配していましたが、制服を着た時には化粧が映え、しっくりくる装いに様変わりします。

 ちなみに、普段の化粧も「もっと濃くしなきゃ」と濃いメイクになりがちになってしまうので、オンオフ時のメイクの差に迷走しがちです。これはCAあるあるかもしれません。

 今回は私の働くエアラインでのグルーミングなどに関するルールを紹介しましたが、会社が変わればまた違ったルールもあると思います。今後も、働いているからこそ知っているCA事情など、業界外では聞かないようなお話をご紹介できればと思っています。

岡山県出身。大学在学中にカナダへ1年間の留学を経験。新卒で日系航空会社に入社。その後、現地ベースのアジア系航空会社に転職し現在CA歴4年目。筋トレとヨガで体を鍛えることにハマっています。

【CAのここだけの話】はAirSol(エアソル)に登録している外資系客室乗務員(CA)が持ち回りで担当します。現役CAだからこそ知る、本当は教えたくない「ここだけ」の話を毎回お届けしますので、お楽しみに。隔週月曜日掲載。アーカイブはこちら

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus