働き方

自民党総裁選にも物申す 新しい知事会の発信力 (2/2ページ)

 「ともに闘う知事会」に

 「全国知事会は一種の運動体だと思う。全米知事会の運用を見ていると、いわばロビー団体みたいなもので、自ら情報発信、提言活動をする。州政府はそこそこの権限を持っているので全米への影響力もある。全国知事会も同じようなことができるはずだ」

 就任前日の記者会見で平井氏はこう述べ、知事会長としての意欲をみせた。知事会の機構改革とともに、地元の足場固めも実施。鳥取県庁内に9日、全国知事会事務局や他の都道府県との「連携調整本部」を設置し、職員16人を配置した。

 人口最少県から全国トップへの就任を県民は「快挙」と受け止める。

 県内の政界関係者は「平井さんの発信力や、スピード感があり、ツボを押さえた行政運営はだれもが認めるところ。国政を担う国会議員に多くの期待ができない中、平井知事会長への期待は大きい」と話す。一方で「八方美人の側面もある。直言を恐れないでほしい」とエールを送った。

 平井氏は任期2年間のテーマに「コロナと闘い、新たな日本とふるさとを創る」を掲げる。これまで政府のコロナ対策を「十分でない」と繰り返し批判し、「コロナ対策の要諦は感染者数を減らすこと」と指摘してきた。飲食店への営業時間短縮や酒類提供停止の要請だけでなく、外出を厳しく制限するロックダウン(都市封鎖)的な手法など、さらに踏み込んだ対策の必要性に言及し「総力戦で戦っていくべきだ」と訴える。

 そのために「かつての(政府と)闘う知事会ではなく、いろいろな組織と『ともに闘う知事会』にマインドをシフトする」と強調した。(松田則章)

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