社会・その他

軽石に備え港にフェンス 東京都、神津島と御蔵島で

 東京都は17日、小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火による軽石が一定量流入する恐れがあるとして、18日午後に伊豆諸島の神津島(神津島村)と御蔵島(御蔵島村)で予防的な措置として港の入り口にオイルフェンスを設置すると発表した。

 都によると、最新のシミュレーションでは19日以降、軽石が黒潮に乗って伊豆諸島の南西側に位置する島に漂着すると予測されている。神津島と御蔵島付近では14日に軽石が沖合や岸壁で見つかっていた。

 神津島港では小型の漁船が停泊するエリアの入り口に約60メートルにわたってオイルフェンスを設置。御蔵島港でも同様に約40メートル分を張る。漁船が出入りする際は一時的に取り外せるようにする。

 伊豆諸島では既に三宅島(三宅村)、伊豆大島(大島町)、利島(利島村)などで軽石が見つかっており、17日は新たに八丈島(八丈町)でも海岸に点在しているのが確認された。

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