
新型「Eクラスカブリオレ」を発表するメルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長=19日、東京都港区【拡大】
メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は19日、東京都内で会見を開き、新車の購入者向けに車両を無料で貸し出すサービスを始めたと発表した。ブランド力の強化と顧客満足度の向上を図る。また、4人乗りオープンカーの新型「Eクラス カブリオレ」を発表し、同日から注文の受け付けを始めた。2018年は、ベンツブランドとして過去最高だった昨年(6万8215台)を上回る販売台数を目指す。
新サービス「シェアカー・プラス」は、新車購入後3年間、ベンツや小型車ブランド「スマート」の車両を3回まで借りられる。遠方から親族や友人が集まるときに多人数が乗れる車を借りたり、気分を変えて高いグレードの車やオープンカーを借りるケースなどが考えられる。上野氏は「ブランドの絆づくりの一環で、乗車体験をシェアしていただきたい」と述べた。貸出期間は約1週間。
新型「Eクラス カブリオレ」には、高速道路でウインカーを操作すると、安全を確認して車線を自動で変更する機能などを搭載した。価格は735万~1113万円。