ニコン新社長に馬立氏、構造改革から再成長へ

記者会見するニコン次期社長の馬立稔和・常務執行役員=7日午後、東京都千代田区
記者会見するニコン次期社長の馬立稔和・常務執行役員=7日午後、東京都千代田区【拡大】

 ニコンは7日、常務執行役員の馬立(うまたて)稔和氏(62)が4月1日付で社長に昇格する人事を発表した。牛田一雄社長(66)は代表権のある会長に就く。馬立氏は記者会見で「社会のニーズにタイムリーに応えたい」と抱負を語った。

 同社はカメラ事業がスマートフォンに押され、平成29年3月期に最終赤字へ転落。その後に牛田氏が主導してきた構造改革を終えることから、新社長の下で新たな中期経営計画を作り再成長を目指すことにした。

 馬立氏は半導体装置事業部長などを歴任した。技術畑の知見を経営に生かす。会見で「画像を撮るだけの製品サービスでは弱い。画像データを活用するビジネスを作りたい」と、新事業に取り組む意欲を示した。

【プロフィル】馬立稔和氏

 うまたて・としかず 東大院修了。昭和55年日本光学工業(現ニコン)。執行役員などを経て平成24年6月から常務執行役員。福岡県出身。