第28回地球環境大賞・授賞式

(1)産業と環境の共生 令和時代へ誓う

 初夏を思わせるような日差しが降り注ぐ22日、東京・元赤坂の明治記念館で行われた平成最後の第28回「地球環境大賞」授賞式。出席した受賞企業トップをはじめ産学官の多くの関係者が地球温暖化の防止や脱炭素社会の実現など環境問題の解決に取り組む姿勢を強調、令和の新時代に向け産業の発展と地球環境との共生へ決意を新たにした。

 ≪受賞 喜びの声≫

 ▼大賞

 北島義斉・大日本印刷社長

 歴史ある「地球環境大賞」で高い評価をいただき、光栄に存じます。私たちDNPは「P&I(印刷と情報)」の強みを掛け合わせ、社会課題を解決し、人々の期待に応える価値の創出に注力しています。「DNP多機能断熱ボックス」をはじめ、環境負荷の低減などにつながる製品・サービスの提供を通じて、「未来のあたりまえ」をつくり、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

 ▼経済産業大臣賞

 田中稔三・キヤノン副社長CFO

 「キヤノンエコテクノパーク」をはじめとしたキヤノンの環境への取り組みの姿勢と実績を高く評価いただき、誠に光栄に存じます。今後も循環型社会に資する活動を通じ、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

 ▼文部科学大臣賞

 前田良文・鹿児島県立鶴翔高等学校校長

 地域からいただいた課題を、高校生が5年間ひたむきに研究した成果が、地球環境に貢献する取り組みとして高く評価され、誠に光栄に存じます。今後も鶴翔高校は地域のさまざまな課題解決の研究を進めますが、地域から世界の持続可能な未来社会の構築を意識して貢献してまいります。

 ▼国土交通大臣賞

 高下貞二・積水化学工業社長

 再生可能エネルギーだけで暮らすことを目指した「エネルギー自給自足型住宅」を高く評価いただき誠に光栄に存じます。今後はリフォームや集合住宅などへの適用範囲を拡大し地球温暖化防止や循環型社会の実現に貢献してまいります。

 ▼農林水産大臣賞

 辻裕・国土防災技術社長

 森林資源を利用した高濃度フルボ酸の量産化技術とフルボ酸を活用した環境改善技術を高く評価していただき、誠に光栄に存じます。環境保全、農業・林業分野のほか、多様なニーズを探求し続け、持続可能な社会に向けて貢献してまいります。

 ▼日本経済団体連合会会長賞

 芳井敬一・大和ハウス工業社長

 国際イニシアティブ「EP100」「RE100」に加盟し、推進している「エネルギー自立建築への取り組み」を高く評価いただき、誠に光栄です。このたびの受賞を励みに、今後も住宅・建築・まちづくりを通して脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

 ▼フジサンケイグループ賞

 井床眞夫・サントリーホールディングス常務執行役員

 飲料用PETプリフォーム製造において、リサイクル技術による温室効果ガス排出削減を高くご評価いただき、大変光栄に存じます。今後も技術開発を通じて、持続可能な社会の構築と地球環境の保護に貢献してまいります。

 ▼奨励賞

 桐山浩・コスモエネルギーホールディングス社長

 石油事業や風力発電事業において幅広く環境に配慮したエネルギー供給に取り組んでいること、また長期にわたり環境CSR活動を継続していることを高く評価いただき、大変光栄に存じます。今回の受賞を励みに、今後も持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

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