仕事・キャリア

“伝わらない”のは全て発信側に理由がある 「伝えるではなく伝わる」ように話すコツ (2/6ページ)

 例えば、クライアントに提出する資料の作成を後輩に依頼した場合に、自分が期待しているレベルよりも低いものが上がってきたら、それは「品質」を失ったことになります。

 そしてこの資料を「もう一度作り直すように」と指示すると、今度はやり直しをするための「時間」を失うことになります。

 さらに、もう一度資料ができあがったとしても、またしても望んだレベルに達していなければ、「時間」に加えて、やはり「品質」を失うことになります。

 コミュニケーションミスの責任は「発信者」にある

 相手に指示内容を「伝えた」からといって、それだけで自分が期待した成果を得られることはありません。

 伝えたい内容が相手に正確に「伝わる」ことで、初めて結果が出ます。

 当たり前のように聞こえるかもしれませんが、仕事の現場では、これを意識できていない人がかなりいます。

 よく見られるのが、「資料作成の指示をしたのに、後輩が全然わかっていない」「メールで連絡したのに、全然理解していない」などと愚痴を言って、コミュニケーションミスの責任を「受け手」のほうに転嫁するケースです。

 でも、悪いのは本当に受け手でしょうか?

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus