書評

『崩壊した「中国システム」とEUシステム』荻野文隆・編著

 ■日仏共通の国難を識者が問う

 フランスの欧州連合(EU)・ユーロ離脱(造語でフレグジット)を掲げる同国野党リーダーのフランソワ・アスリノ氏とフランス文学・思想が専門の編著者、日欧各界論者の対談・講演を通じて、日仏共通の国難を問う。

 フランスはEUというグローバリズムの枠組みによって財政・金融政策の自由を失い、経済停滞と貧富の格差拡大を招いている。日本はデフレが生み出す膨大なカネと技術の余剰が中国中心のグローバルシステムに取り込まれ、デフレ政策依存症で緊縮財政と消費税増税に走る。

 解はフレグジット、脱中国(チャイネグジット)となるはずだ。(藤原書店、3600円+税)

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