出入国在留管理庁は7日、東京出入国在留管理局(東京都港区)に収容している50代の外国人男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。全国の入管施設で収容者の感染確認は初めて。
男性は、国外退去を命じられ昨年6月から収容。今月5日朝に発熱し、PCR検査で7日に陽性と判明した。感染経路は不明だが、首の痛みを訴え、4日に外部の医療機関を受診したという。
普段は2人部屋で、同じ区域で生活する外国人は約20人いたが、発熱後は他の外国人と異なる区域に収容した。職員はマスクを着用して応対し、収容者にも配布している。今後、感染拡大防止対策を徹底するとしている。