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NHK受信料、2年連続減収 コロナ、値下げ影響 事業収入も5年ぶり減

 NHKは22日、令和2年度の決算を発表した。事業収入は前年度比262億円減の7121億円と5年ぶりの減少となり、事業収入の大半を占める受信料収入も、6895億円(前年度比220億円減)と2年連続の減収。受信料値下げや新型コロナウイルスによる訪問活動停止の影響という。受信料の支払い率は81%で、過去最高だった前年度より1・8ポイント減少した。

 一方で、新型コロナの影響による番組数減少やスポーツ大会中止に伴う放送権料の減少などで、国内放送費などの事業支出は同293億円減の6870億円。収入から支出を差し引いた事業収支差金は251億円と黒字を維持した。全額が財政安定のための繰越金となり、繰越金残高は1590億円(2年度末)。「NHKプラス」などのインターネット活用業務には、計144億円が使われ、受信料収入の2・1%(上限2・5%)に留まった。

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