ヘルスケア

沖縄での新型コロナ感染確認、初の800人超 医療体制が危機に

 沖縄県は25日、新型コロナウイルスの新規感染者数が過去最多の809人に上ったと明らかにした。県内で1日の感染者数が800人の超えるのは初めてで、医療提供体制が危機的状況に陥っている。

 県によると、年代別の新規感染者数は20代が148人で最も多く、40代135人、30代131人、10代121人-と続いた。40代以下の若い世代で全体の約8割を占めた。

 直近1週間の10万人当たりの新規感染者数は全国最悪の313人で、世界的にみても最悪レベルという。

 沖縄では先週末の20~22日が旧盆にあたり、親族らが集まるなどした結果、感染状況が悪化した恐れもあるという。

 爆発的な感染拡大により、県内の医療提供体制は崩壊寸前に陥っている。入院中の患者は713人で、病床占有率が82・6%と逼迫(ひっぱく)しているうえ、入院調整中の患者が2951人もおり、調整が追いつかない状況だ。

 県では、不要不急の外出自粛など感染防止の徹底を呼び掛けている。

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