【ロンドン=板東和正】世界保健機関(WHO、本部ジュネーブ)は26日、南アフリカなどで確認された新型コロナウイルスの新たな変異株を感染力が強いデルタ株などと並ぶ「懸念される変異株」に指定し、「オミクロン株」と命名した。
WHOは26日、オミクロン株について「数多くの変異が生じており、いくつかの変異は大変懸念されるものだ」と指摘。「(同変異株は)従来の感染の急増に比べて速いペースで検出されていることから、増殖に強みを持っている可能性がある」とした。
オミクロン株は従来のPCR検査で検出可能という。
英メディアによると、「懸念される変異株」の指定は今回で5件目。世界的な警戒対象となったことで監視態勢が強化される。