フィリピンの首都マニラは、オランダの建設エンジニアリング大手アルカディスによる都市ランキング「持続可能な都市指数(SCI)2018」で、世界100都市のうち95位に沈んだ。フィリピンの現地経済紙ビジネス・ワールドが報じた。
同ランキングは、社会的な移動性や雇用機会の均等性、生活水準、エネルギーの使用効率と環境への配慮のほか、ビジネス環境と経済パフォーマンスなどで評価した。
アルカディスは、マニラの現状について、交通渋滞の緩和とインフラへの投資を急がねばならないと指摘している。ただ、アルカディスのフィリピン代表者は「マニラは、インフラ整備と急速な都市化のサポートが進んでおり、将来性がある」と補足した。同ランキングでアジア諸国の都市は、シンガポールが4位、香港が9位、ソウルが13位と世界トップ20に入った。(シンガポール支局)